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「投資はしない!」と言い切れる人がうらやましい。老後のお金の不安がないからでしょ?

「投資はしない!」と言い切れる人がうらやましい。老後のお金の不安がないからでしょ?
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「投資はしない!」と言い切れる人は、「将来お金の不安がない!」と思えている人ばかりなのでしょうか?

ささえ
ささえ
そんなアナタがうらやましいです。

ですが、すでに十分な資産がある人ばかりじゃないはず。

実際に、総務省統計局「家計調査」の結果を見ると、2人以上の世帯の貯蓄の平均値は1,901万円、中央値は1,168万円です。

そして、約3分の2の世帯がこの平均値を下回っています。

老後2,000万円問題を考えたとき(そもそも老後の生活が2,000万円で足りるのか?という疑問はありますが…)、約3分の2の世帯で老後資金が不足しています。

普通預金で貯めるのが大変な金額ですが、

投資をしない女性
投資をしない女性
それでも投資はしない!

という人もいるでしょう。

投資は個人の選択で、どんなふうに自分のお金を使うかは人それぞれなので、老後破綻せずに生活ができるのならリスクをとる必要はないですね。

「投資はしない!」と判断している人は、どんな事情があり、将来どんな生活になるのか考えてみました。

アナタの「投資はしない!」と言い切る理由は何ですか?

「投資はしない!」と言い切る理由

「投資はしない!」と言い切る理由

野村総合研究所が実施した「生活者一万人アンケート(金融編)2022」によると投資経験者は32%で、10年前よりも12ポイントも増加しています。

iDeCoやNISA制度の認知度も上がり、身近でも増えていると感じますが、それでも投資経験者はまだ少数派

およそ3人に2人は投資をしていませんが、「投資はしない!」と言う人たちの理由を考えてみました。

安定志向》絶対に損したくない!

投資にはリスクがあり、世界情勢や景気などに影響を受け、元本割れしてしまう可能性もあります。

しかも、それがこれから資産を取り崩し生活をしよう!』というタイミングで起こったら最悪です。

  • 2000年ITバブル崩壊と同時多発テロ~約45%暴落、回復に6年かかった。
  • 2007年世界金融危機、リーマンショック~約50%暴落、回復に5年かかった。

このような場合は、将来的なインフレ率を考えても預金でコツコツ貯めていた人が優位でしょう。

通常預金は超低金利ですが、大きく増えませんが元本割れはしない!』ので安心です。

知識不足》金融教育は2022年からスタート!

高校で金融教育が義務化されたので、これからの子供たちは学校で「お金の教養」を学ぶことができます。

しかし、今すぐにでも投資行動ができるはずの大人は、これまで金融教育を受けていません。

むしろ、「お金の話なんてはしたない!」と隠さなくてはいけないようなネガティブなイメージを持っている人が多いように感じます。

40代の私も、FP資格取得のために勉強をしたから少し知識があるだけで、自ら学ばなかったら今も知らずに生活していたでしょう。

ささえ
ささえ
それまでは普通預金の金利すら知りませんでした。

今の大人は、学ぶ機会がなかったのでお金に関して知識不足な人が多く、分からないから投資はしない!のでしょう。

投資の神様』と称されているウォーレン・バフェット氏は、「投資は自己啓発の結果であり、知識と情報に基づいて行われるべきである」という考えを持っており、学ぶことの重要性を強調しています。

そのため、学ばずに行う投資はギャンブルと同じだと主張しています。

「投資はしない!」老後の生活

「投資はしない!」老後の生活

年金だけで生活している人もいると思いますが、最近の日本では老後の生活を年金だけで送ることがむずかしく感じます。

ちなみに、国民年金の受給額は満額で月額66,250円(令和5年4月)です。

会社員・公務員の人は、これに厚生年金分がプラスされますし、企業年金・個人年金などでさらに受給できる人もいるでしょう。

ただし、将来的に年金の受給額や受給年齢が変更される可能性もあるので、この金額よりも下がる場合もあるかもしれません。

ケース①現役で働く

年金受給年齢を迎える65歳以上でも、仕事をしている人は増えている傾向にあります。

生活の足しにしたいと考えている人だけでなく、仕事に生きがいを感じている場合もあります。

また、仕事をすることで社会的につながりを維持できます。

ただし、65歳以上で働く場合には、労働条件や健康面への影響、年金や税金の取り扱いなど注意点もあるので、自分自身の生活スタイルに合わせましょう。

ケース②年金受給範囲内で生活する

月額66,250円の年金だけで生活するのは厳しいですが、実際にそれだけで生活している人はいるようです。

ただし、働いていた時と同じようにお金を使っているとあっという間に赤字になってしまうので、普段の生活を見直す必要がありますね。

固定費・住居・車などを見直し、不必要な支出を徹底的に減らさなければなりません。

それでも、急な出費や物価上昇が続いている現状を考えると、投資はしなくてもある程度の貯蓄があった方が安心です。

番外編》何とかなるケース

例えば、親から資産を相続したり、子供と同居する場合には年金だけでも何とかなりそうです。

ただし、相続するときには相続税がかかる場合がありますし、子供と同居するときにも家族間でさまざまな問題が噴出しそうです。

のちに厄介なトラブルに発展しないよう、事前にきちんと話し合ったり、書面に残すなどの対策を講じることをおすすめします。

まとめ

まとめ

投資をせずに生活できるのならば、わざわざリスクをとる必要はありません。

コツコツ堅実に貯金を続けるのも根気がいることですし、趣味など自分に投資し充実した毎日を送ることも素敵です。

投資をしないことが正解であるかどうかは一概には言えませんが、投資に対して慎重に考える姿勢は間違っていないです。

投資をするかどうかは、個人の目標やリスク許容度・知識によって変わりますよね?

大切なのは、自分自身の状況を正しく判断し、自分に合った選択をすることだと私は思っています。

色々と考慮した結果、私は必要性を感じて投資をしています。

アナタは「投資はしない!」と言い切れる人ですか?

ABOUT ME
ささえ
40代、2人姉妹の母。 FP2級を独学で取得。 お金の勉強をしながら、iDeCo・つみたてNISAで資産運用を開始。 無理しない範囲で投資をしながら娘たちの学費・老後資金を準備中。 子供の悩み、将来の不安、日々の生活の困りごとなど、 気になるけれど他人にはなかなか聞きずらいことを記事にしていきます。