約20年働いていましたが、仕事を辞めました。
ここ数年は、世の中が目まぐるしく変化してしまって、将来に対しての不安が頭をよぎり辞めるのをやめようかとも考えました。
ですが、精神的にも参っていたのか「疲れ果てている状態が見ていて怖い!」と家族から言われ、決心できました。
仕事を辞めて、ゆっくりと時間を過ごし改めて気がついたことがあります。
目次
仕事を辞めて得たモノ
仕事を辞めた直後は、本当に何もしませんでした。
食事の支度以外の時間は、ボケ~っとして過ごしました。
1か月くらいは無駄に時間を過ごしていたと思います。
自分のための時間
仕事を辞めて、1番に感じたのは自分のために使える時間が増えたこと。
子供がいてもいなくても、生活するうえでしなくてはならないコトってありますよね?
食事作り、買い物、掃除、洗濯など家事だけでも時間がかかります。
自分のためだけの時間って意外と少ないことに気づきました。
ストレスからの解放
仕事で感じるストレスがどれほど大きかったのかを痛感しました。
どんな仕事内容でもストレスは感じると思いますが、もともと陰キャ気質な私が接客業を選んだことがそもそもの間違いでした。
社会人になりたての頃は何も分からず、ただひたすら仕事を覚え、業務をこなすことに必死になり、ストレスを感じる余裕すらなかったと思います。
しかし、常務委託になり働きと収入が見合わないと感じてからは、営業スマイルが苦痛でしかなかったです。
会社に掛け合っても何も変えれない自分のチカラの無さにも疲れてしまって私は逃げました。
新たな挑戦
興味があったFP資格の取得、将来のための投資を開始、ブログ開設と『今までやりたかったけ、していなかったこと』に挑戦できています。
もちろん、仕事をしながら資格を取ったり、投資の勉強をしたり、副業としてブログ運営をされている方もたくさんいるでしょう。
ですが、私には仕事をしながら並行して行う気力も器用さもありませんでした。
自分のために使う時間を作れたからこそ、気持ちに余裕が持てて「新しいことに挑戦しよう!」と思うことができました。
仕事を辞めて失ったモノ
仕事を辞めたことは後悔はしていません。
ですが、辞めたことで失ったモノも確かにあります。
収入
大きな金額は稼いでいませんでしたが、それでも月に数万円あった収入がゼロになりました。
私の収入は、自分のお小遣いと貯金用だったので生活するうえで問題ありませんが、貯蓄額の増加スピードが格段に落ちました。
しかし、その代わりに投資が少しづつ増えていますし、コンビニでの買い物や仕事帰りのお惣菜代など、細かい出費が減りました。
それに、外出をほとんどしないので化粧品が減らなくなりましたし、シーズンごとに買っていた洋服も買わなくなりました。
他者とのつながり
仕事を辞めると同僚やお客さんとの交流が無くなり関係が希薄になる場合があるので、これまで築いてきた社会的なつながりも失うことになります。
私が働いていた職場は、自分も子供も同年代の同僚が多かったので、子供に関する情報交換や悩み相談などよく話されていました。
お客さんから勉強になる話だったり、話題になっているニュースを聞いたり、自分の興味があるなしに関わらず様々な情報が入ってきて良い刺激になっていました。
それらが無くなった今、会話するのは家族だけです。
キャリア
一時的な期間であっても仕事を辞めると、それまでのキャリアが失われる可能性があります。
異業種への転職なら影響が少ないかもしれませんが、再就職するとき、これまでの経歴やスキルが生かせなくなる場合も考えられます。
技術が必要な仕事ならば、ブランクがあることがデメリットにもなりえますね。
仕事に求める重要ポイント
私は「仕事が好きだから、多少安月給でも頑張れる!」と思って約20年間同じ仕事をしてきました。(最終的にイヤになってしまいましたが…。)
反対に私の旦那さんは「趣味のために、お金を稼げるなら好き嫌い関係なく何でもする!」というタイプで、実際に多種多様な仕事をしてきたようです。
人によって仕事に求めるモノが違って当たり前ですが、本人が納得していれば不満は少なくすむのでしょう。
安定した給料
収入を得て生計を立てることや経済的に安定した将来を確保することが重要な人は、安定した給料がポイントになるでしょう。
「仕事内容の好き嫌い・良い悪いよりもお金!」と割り切って仕事のできる方はすごいです。
しかし、所得に占める税金や社会保険料などの負担率は47.5%(2022年度)と大きく、安定はしているけど満足できているかは疑問です。
意義とやりがい
自分の才能や能力を活かして社会やお客さんなどに貢献することが重要な人は、仕事に対して意義とやりがいがポイントになるでしょう。
「仕事は趣味!」のように好きなことでお金を稼ぐことができたら毎日が楽しいでしょう。
だけど、好きだからこそ葛藤があったり、自分のこだわりが理解されなかったり苦悩することがありそうです。
ワークライフバランス
仕事とプライベートの両方を充実させるという意識が重要な人は、ワークライフバランスがポイントになるでしょう。
仕事と家庭や個人の時間のバランスをとり、充実した人生を送るための時間や余裕を持ちたいと多くの人が考えています。
メリハリをつけ効率よく仕事ができるよう業務の見直しがされる一方で、柔軟性を持ちたくても人事的・財務的に厳しい中小企業もあるでしょう。
労働環境と人間関係
協力的な同僚や上司、職場の文化や雰囲気の良さ・適切な評価など働く環境が重要な人は、労働環境と人間関係がポイントになるでしょう。
快適な労働環境や良好な人間関係は、自分自身の働きやすさに影響を与えます。
ですが、働きやすい環境や人間関係は、自分だけでは作ることができません。
全員が円滑にコミュニケーションをとり、より良い環境作りに積極的に取り組むという、一人ひとりの努力が必要です。
最後に
私は、不特定多数の人と関わるのが苦手です。
自分で「接客業を選んでおいて、それはないだろう!」とツッコミを入れたくなりますが…。
おそらく、たくさんの人達とたくさんの感情に出会い、良いことも悪いことも経験し、疲れてしまったのでしょう。
これらの様々な出会いと経験には感謝もしていますが、もういらないです。
今はまだ外へ出たいと思えませんが、次に何か仕事をするなら、不特定多数の人と関わらない裏方の仕事を選ぶと思います。
今は、このブログを続けたい。頑張ります。