2022年から高校での金融教育が義務化になりましたが、すでに大人になっている人こそ『金融リテラシー』を身につけることは必要不可欠です。
なぜなら、金融リテラシーがないと、貯金がうまくできなかったり、投資や保険の選択を誤ったり、借金トラブルに巻き込まれるリスクがあるからです。
《具体例》
- 高い利回りを強調した投資などで、ハイリスクなことに気が付けず購入し、大きな損失をだす。
- 必要のない、または内容の重複している保険に加入し、多く保険料を支払う。
- クレジットカードやローンの返済計画を立てることができなかったり、金利の高い消費者金融から借りてしまう。
このようなリスクを避け、より上手にお金と付き合っていくために金融リテラシーを身につけましょう。
金融リテラシーを高めるための具体的な方法も説明していきますね!
目次
金融リテラシーとは?
金融リテラシーとは、金融に関する知識やスキルを持ち、それらを実践し適切な判断をする能力のことです。
ようは、お金をどう使うか・どう貯めるかなど、自分で考えて判断できる!ということ。
大人だったら、できて当たり前と思われがちですが、意外とできていないのです。
金融リテラシーを身につけるメリット
今現在、普通に生活しているから自分は大丈夫!と思っているアナタも一応確認してください。
《金融リテラシーを身につけるメリット》
- 健全なお金の管理
- 資産形成と将来の備え
- リスク管理と金融トラブルの回避
メリット①健全なお金の管理
自分の収入と支出を把握することで、予算をたてたり、収支のバランスを保つことができます。
適切な貯蓄や節約・負債の管理などの知識を得ることで、借金や家計の困難な状況を避けることができるでしょう。
メリット②資産形成と将来の備え
自分に適している投資や貯蓄方法でお金を増やし、将来のための資金を準備することができます。
教育費や住宅・車の購入、老後資金など、資産形成を適切に計画できるでしょう。
メリット③リスク管理と金融トラブルの回避
自分に必要な金融商品の選択ができると、リスク軽減につながります。
保険の選択や保険加入の必要性を理解することで、病気や事故にあったとき、医療費や損害の負担を軽減できます。
また、金融詐欺や貸し付けなどのトラブルに巻き込まれるリスクも低くなるでしょう。
金融リテラシー不足によるデメリット
お金に関する知識や能力が不足すると、思わぬリスクやデメリットを引き起こす可能性があります。
《金融リテラシー不足によるデメリット》
- お金のトラブル
- 将来に支障
- 詐欺や不正行為の被害
デメリット①お金のトラブル
自分の収入・支出を把握せず無計画にお金を扱うと、ほとんどの場合お金が足りなくなります。
予算・貯蓄・ローン返済などを適切に管理できないと、不要な借金を作ったり、その返済に追われて普段の生活費も足りなくなるかもしれません。
デメリット②資産形成の機会喪失
自分に適している投資・貯蓄方法やリスク管理の知識が不足していると、資産形成をする機会を逃すことがあります。
将来のための資産を増やすチャンスに気づけなかったり、悪質な投資に知らずに手を出してしまう可能性があります。
デメリット③詐欺や不正行為の被害
自分に必要な金融商品の判断ができないと、詐欺や不正行為が見抜けずに被害にあうリスクが高まります。
詐欺や不正行為だけでなく、自分の財産や個人情報などが危険にさらされる可能性がでてきます。
金融リテラシーを高めるためにできること
金融リテラシーを身につけることは、自分にとってプラスになることです。
では、意識を高めるために何をしたらいいのか、具体的にみていきましょう。
その①自己学習
まずは、自分自身で学ぶことから始めましょう。
インターネットや書籍・無料で開催されているセミナーなどを活用すれば、お金や経済に関する基本的な知識を身につけることができます。
しかし、貯金・投資方法やリスクに関する情報は、人によって意見が分かれ混乱するので、まずはお金の教養を身につけることをオススメします。
無料で視聴できるオンラインセミナーもありますよ。
その②専門家に相談
「保険の見直しをしたい!」、「投資を始めたいけど何をしたらいい?」などの悩みがある場合には、専門家に相談することも有効です。
ファイナンシャルプランナーや保険・銀行の相談窓口などで、個別の質問や状況に合わせた適切なアドバイスを受けることができます。
専門家の意見を聞くことで、より具体的なライフプランや資産形成の計画を立てることができますね。
FPへの無料相談もあります。
https://www.sasae-blog.com/advice-3/
その③実践してみる
実際に貯金・投資行動をすることで、より実践的な経験を積むことができます。
とても身近な行動が家計管理です。
自分の収入・支出を把握して、お金との付き合い方やリスク・トラブルの可能性など理解が深まります。
株や仮想通貨の売買を無料で体験できるアプリもあるので、投資体験をしてみるのもいいですね。
実際に投資を始める場合は、1株から購入できる証券会社もありますし、税制優遇があるiDeCo・NISAなど、自分に合った方法で始めてください。
まとめ
- 金融リテラシーを身につけることは、金融詐欺や不正行為などから自分自身を守り、資産管理や将来のための資産形成に役立ちます。
- 金融リテラシーを向上させるためには、①自己学習、②専門家に相談、③実践してみる、など行動することが大切です。
『金融リテラシー』という言葉を聞くとむずかしく感じてしまいますが、お金と付き合っていくことは生涯続きます。
ですので、金融リテラシーは生涯取り組み続ける必要がありますね。
私もお金の勉強をしながら実践し、子供たちにしっかり伝えていきます!