など、今あるお金を増やしたいけどリスクがあることはしたくない!
だけど、今のままでは将来が不安だ!
そんな周りに聞きづらいお金の話ですが、
貯金も投資もどちらもした方が良いと私は思います。
ただし、貯金・投資どちらもメリット・デメリットがあるのでしっかり理解してから自分に合う方法を探しましょう。
この記事では、
- 貯金と投資、割合はどれくらい?
- 貯金のメリット・デメリット
- 投資のメリット・デメリット
についてまとめています。
この記事でアナタに合った貯金・投資の仕方が見つかると嬉しいです。
貯金・投資割合はどれくらい?
日本銀行の調査によると、金融資産合計に占める貯金の割合は54.3%、債務証券・投資信託・株式等をあわせて16%、保険・年金・定額保証で26.9%でした。 参考元:日本銀行調査統計局
金融資産に占める割合は貯金54.3%、投資16%
アメリカでは貯金13.7%、投資52.4%と日本とは真逆な結果となっています。
数字から分かるように日本よりもアメリカでは「お金に働いてもらう」という感覚が強いようですね。
貯金・投資シュミレーション
普通預金・金利0.001%、投資・年利回り3%、20年間積み立てる場合のシュミレーションをしてみました。
利息にかかる税金は控除していません。
20年積立した場合 | 普通預金 金利0.001% | 投資 年利回り3% |
月1万円 | 240万239円 | 328.3万円 |
月2万円 | 480万478円 | 656.6万円 |
月3万円 | 720万717円 | 984.9万円 |
参考元:資産運用シュミレーション:金融庁
驚くほど金額の差がでましたね!
月3万円づつ20年積み立てると貯金と投資の差は約264万円にもなります。
ただし、投資にはリスクがあり上記のようにならない可能性もあります。
ですが、銀行にお金を預けているだけだとあまり利益がないことも分かりました。
貯金のメリット・デメリット
では、それぞれのメリット・デメリットの解説していきます。
貯金のメリット
- 安心感
- 預けているだけで利息がつく
- いつでも必要な時すぐに使える
① 安心感
貯金は、1金融機関ごとに1人あたり元本1000万円までとその利息は保護がされています。
利息がついて金額が増えることはあっても、貯金した金額よりも減ることはありません。
② 預けているだけで利息がつく
自分で運用しなくても預け入れている金額に対して利息がつきます。
定期預金なのか普通預金なのか、または金融機関によって金利は違うので、比較して自分に合ったものを活用しましょう。
③ いつでも必要な時すぐに使える
急に現金が必要になった場合、普通預金なら金融機関やATMで気軽に引き出せます。
ただし、定期預金を満期になる前に下ろそうとすると、当初の金利が下がる場合が多く、解約手続きが必要です。
貯金のデメリット
- 金利が低い
- 貯めていかないとならない
- いつでも必要な時すぐ使える
① 金利が低い
金利は、普通預金で0.001%~0.2%、定期預金で0.002%~0.55%と幅広く、金融機関や適用条件など様々です。
普通預金よりも定期預金、普通の銀行よりもネット銀行の金利が高い傾向にあります。
② 貯めていかないとならない
“金利が低くいので、利息がそれほどつかない!”ということは、定期的に預けていかないとまとまった金額にはなりません。
毎月5万、10万と貯蓄に回せたらいいですが、欲しい物があったり、付き合いがあったりしてむずかしいです。
③ いつでも必要な時すぐ使える
メリットと同じですね。
そう、これはメリットでありデメリットでもあります。
「絶対に使わない!」を実行できる人は、素晴らしいと思います。
投資のメリット・デメリット
投資のメリット
- 配当金・株主優待などがある
- 自分で選べる
- 投資のプロに任せられる金融商品がある
① 配当金・株主優待などがある
企業の利益によって、持ち株に対して配当金の支払いがあり、株主優待が受けられます。
株主優待は任意の制度なので実施していない企業もありますが、自社製品の詰め合わせや商品券が多いようです。
中にはカタログギフトのように商品が選べるもの、募金や寄付などもあり、株を長期保有していると追加の優待が受けられる企業もあります。
② 自分で選べる
好きな商品を作っている会社・応援したい企業など選ぶ基準はアナタ次第。
配当金の支払い状況や株主優待の内容で選んでも良いですし、業績を見て予想を立てるでも自由に選べます。
身近な会社が異業種の事業に挑戦していたり、知らなかった商品に出会えたりと、新たな発見があるかもしれません。
③ 投資のプロに任せられる金融商品がある
資産運用のプロが投資家から資金を集め、それを運用するのが投資信託です。
自分で投資・運用の勉強をしようとネット検索してみると、情報や個人の意見が多すぎて何を見たら良いのか判断に迷います。
自分で運用することに不安がある場合は、プロにお任せするという方法もありますよ。
投資のデメリット
- 元本保証がない
- 投資するために資金が必要
- 手数料がかかる
① 元本保証がない
リスクの低い投資先であっても元の金額から絶対に減らないという保証はありません。
証券会社が破綻した場合には、1000万円まで補償される仕組みはありますが、運用によって損をしても補償はありません。
国債や地方債など元本保証がされているものもありますが、これらの金利は低い場合が多いです。
② 投資するために資金が必要
株を購入する場合、100株セットで買うのが基本なので、株式投資を始めるのには約10万円が必要と言われています。
中には、10株単位で購入できる「株式ミニ投資」、毎月定額で同じ銘柄を購入する「株式累積投資」もあります。
さらに100円から投資できるところもあり「少ない金額から始められる」安心感がありますが、この場合利益も少なくなります。
すでに有名な企業の株になると、まとまった額の資金が必要になります。
③ 手数料がかかる
株などの取引をすると、手数料がかかります。
取引する金額で変わったり、購入時・売却時にかかったり、口座を管理するための手数料もあります。
ネット証券の中には購入手数料がゼロまたは格安に設定している会社が多くみられます。
まとめ
- 金融資産合計に占める貯金の割合は54.3%、投資は16%
- 貯金・投資には、それぞれメリット・デメリットがある。
貯金と投資には様々な種類があり、金利と利回りで大きな違いがあります。
また、それぞれにメリット・デメリットがあり「こちらが絶対に良い!」とは言えないです。
私自身は、貯金のほかにつみたてNISA・iDeCoと株を少し保有しています。
自分の老後のためにも、子供たちの学費のためにも、上手に資産運用していきたいです。